7月1日、梅雨時の曇り空のもと、嵐山の鵜飼が始まりました。
今年の鵜飼開きは、コロナ禍のため昨年に続き、近隣の子どもたちと保護者の皆さんが招待されて開催されました。
4月から3か月にわたって続く新型コロナの緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の重苦しさをかき消すように、夕暮れの大堰川に鵜飼のかがり火がともり、鵜匠の掛け声や櫂の音、子どもたちの歓声が響きわたりました。
午後6時からの神事のあと、大堰川を清めるかのように、静寂の川面に横笛の演者を乗せた屋形船が一艘。静まり返った嵐山に流れる笛の音がさらに静謐さを感じさせます。
そして、鵜飼の準備のため鵜匠さんを乗せた船が上流に上っていきます。
しばらくして、上流から五匹の鵜を連れて鵜匠さんが現れてきました。
いよいよ鵜飼の始まりです。鵜がしぶきを立てて川の中に飛び込んでいきます。
鵜がアユを飲み込んできたのでしょうか。鵜匠さんが勢いよく鵜を引き上げます。
そして、飲み込んだアユをはきださせていきます。お見事!
京都・嵐山の夏の風物詩、鵜飼。9月23日(木)まで、乗船は19時と20時の2回あります。
この機会に”花のいえ”でゆっくり過ごし、嵐山の鵜飼を楽しんでみてはいかがですか。
支配人 敬白