答えは、「じっかせき」です。
1816年建設当時の地名、「拾ヶ村」に作られた堰なので、この名前になりました。
この用水路は、わずか3か月の間に奈良井川から梓川を横断して、
烏川に注ぐ全長約15キロをゆっくりくねくね流れるように作られました。
そもそも安曇野の地は、北アルプスの豊富な伏流水があるにもかかわらず、
それが災いして、水がすぐ地中に染み込んでしまうために、農業に不向きな土地でした。
それを克服するために作られたのがこの用水路です。
わずかな標高差を巧みに計測し、できる限り広い地域に用水路の水が供給されるように作られています。
途中、川の上をまたぐように作られた場所もあり、
当時の土木技術の高さを目にすることができる建造物です。
春には写真のような素敵な風景も見られる場所もあり、
ぜひ一度訪れてはいかがでしょうか。みやま荘からは車で30分ほどです。