カテゴリー別アーカイブ: 令和元年11月

登録有形文化財になりました。 (2019年11月26日)

国の文化審議会は15日、福島市飯坂町の旧堀切邸十綱橋

国登録有形文化財とするよう文部科学相へ答申しました。

福島県内の国登録有形文化財(建造物)は77カ所、228件となります。

 

 

◇旧堀切家住宅は主屋、中蔵、道具蔵、新蔵、書庫、表門の6件。

江戸時代から続いていた豪商の旧宅で、阿武隈川水系の摺上川の右岸に位置。

1881(明治14)年に建築された近代和風住宅の主屋や赤色の桟瓦ぶきの蔵、

風格のある表門など歴史的に価値の高い建物が現存します。

主屋に隣接する「新蔵」「中の蔵」「道具蔵」には

展示スペースもあり、文化伝承の場となっています。

また、邸内には車いすのかたも利用できる「足湯・手湯」があり、

源泉掛け流しの温泉でリラックスしながら、

美しい庭園を眺めることができる憩いの場所となっています。

 

 

 

主屋 表門

 主屋                      表門

十間蔵 庭園

十間蔵                     庭園
足湯・手湯 下蔵

 足湯・手湯                   下蔵

 

 

 

 

 

◇十綱橋は全長52メートルで摺上川に架かり、1915(大正4)年に

建築された現存する国内最古級の鋼製アーチ橋。飯坂温泉街のシンボル的な

建造物で、鋼製アーチ橋の発展を物語る貴重な土木遺産となっています。

 

 

 

 

 

 

福島市HP 抜粋

 

 

旧堀切邸 公式HP

古関裕而氏のこれからの盛り上がり (2019年11月13日)

福島市の名誉市民第一号の古関裕而氏の人生を描いた物語

NHK連続テレビ小説「エール」が2020年春から放送されます。

 

 

そんな「エール」主人公、古関裕而氏について簡単にご説明します。

 

古関裕而(本名、古関勇治)は、明治42(1909)年福島市大町に生まれ、

昭和5(1930)年9月に日本コロムビア(株)に作曲家として入社、

以来、作曲活動を継続し、戦前においては「露営の歌」(昭和12:1937)、

「暁に祈る」(昭和15:1940)等の歴史的作品を残したほか、

戦後の荒廃した社会の中にあっては「とんがり帽子」「長崎の鐘」等

未来へ希望を抱かせる明るい歌謡作品を発表し多く人に愛唱されています。

 

昭和39(1964)年アジアでは、初めて開催された東京オリンピックの

選手入場行進曲「オリンピック・マーチ」 を作曲。

作曲作品総数は、5,000曲にもおよび、スポーツ・ラジオドラマ・

歌謡曲・演劇・校歌・社歌等、多岐にわたっています。

こうした一連の功績によって昭和44(1969)年には

紫綬褒章を受章しています。
また、昭和54(1979)年4月には福島市名誉市民第一号となり、

その功績と栄誉をたたえられています。

 

 

「エール」の主演は窪田正孝さんということで

放送が待ち遠しいです。

 

 

福島駅前には古関裕而氏のモニュメントが設置されており、

放送が始まれば有名なスポットになったりするのかもしれません。

福島駅にお立ち寄りの際は、ご覧になってみてください。

なおモニュメントは、朝8時~20時まで1時間ごとに

古関メロディーが流れます。

 

福島駅東口駅前広場内