皇位継承の徴(しるし)として、新しい天皇に受け継がれる三種の宝物について、このところ連日のように報道されています。耳にされた方も多くいらっしゃると思います。
実は、三種の内の草薙の剣(くさなぎのつるぎ)と八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)は、物凄く出雲地方と関わりがあるのです。
出雲の国で、スサノオノミコトがヤマタノオロチを退治したときに、その尾から出てきたのが草薙の剣と言われていますし、宮中にある神璽(しんじ)と呼ばれる箱の中に収められている勾玉は「古事記」や「日本書記」、「出雲風土記」などと照らし合わせると、松江市の玉造で作成されたと言われているそうです。