もうすぐ秋の大祭「長崎くんち」がはじまります。
長崎くんちは、長崎の氏神様である「諏訪神社」の秋の大祭です。
二人の遊女が、寛永11年に諏訪神社前で謡曲「小舞」を奉納したことが始まりといわれており、
現在では日本三大くんちの一つに数えられ、国指定重要無形民俗文化財にも指定されています。
毎年10月7日の前日(まえび)・8日の中日(なかび)・9日の後日(あとび)の3日間に開催されます。
7日の前日に諏訪神社に祀られている3体の御神体が諏訪神社の本宮から、大波止に設置される
御旅所(おたびしょ)に下り、9日の後日に再び本宮に上るという神事が行われ、
神社の氏子にあたる市内の各町が「演し物(だしもの)」と呼ばれる演目(奉納踊り)を奉納します。
踊りを奉納する町のことを踊り町といい、7年に一度当番が回ってきます。
今年は、今博多町の本踊(ほんおどり)、魚の町の川船(かわふね)、玉園町の獅子踊(ししおどり)、
江戸町のオランダ船(おらんだせん)、籠町(かごまち)の龍踊(じゃおどり)が奉納されます。
ただいま、セントヒルでは1Fロビーにて今年の踊り町の手ぬぐいを展示しております。
(後ろに見えるのは2016年奉納の筑後町の龍踊りです。)
上段:今博多町 下段:籠町 上段:魚の町 下段:玉園町
縦型は江戸町
手ぬぐいは本場所の踊り場で踊町が縁起ものとして撒く「 まきもの」で、
桟敷へ向かって投げてきますが、競争率は高く、手に入れるのは結構至難の業です。
ちなみに長崎のじげもん(地元の人)はお気に入りの踊り町の手ぬぐいでバックを作ったりします。
これは平成23年度の小川町の手ぬぐいで、セントヒルのスタッフが作ったものです。
赤の生地に黒の持ち手と、なかなかかっこいい仕上がりです。
おくんちの本番前の10月3日には傘鉾をはじめ演し物の曳物や衣装、小道具、楽器などを飾り、
出演者に贈られたお祝品を並べてご披露する「庭見せ」、4日は本番前のリハーサルともいえる
「人数揃い(にいぞろい)」と続き、長崎がおくんち一色になっていきます。
本番の10/7~10/9はホテルの空室も出ております。
是非この機会に長崎くんちをご堪能ください!
ご予約、お問い合わせは095-822-2251まで。
皆様のご来崎をお待ち申し上げております。