最近はコロナの影響で、大きな施設がお休みだったり、
人が多いところへ行くのを控えている方もいらっしゃると思います。
こんな時はゆっくりと散策に出かけてみてはいかがでしょうか?
ということで、セントヒル長崎がある筑後町のおすすめ散策スポットをご案内いたします。
まずはホテルから徒歩2分の「福済寺(ふくさいじ)」。
大きな亀と観音様の『万国霊廟長崎観音』が目を引く黄檗宗の寺院です。
観音様の中には世界で3番目に大きいフーコーの振り子があります。
長崎の唐寺のなかでも大きな寺院だったそうで、戦前は現在の国宝にあたる特別保護建築物
に指定されていましたが、第二次大戦中に原爆で焼失。長崎市で最後まで燃えていたとも言われ、
2日間燃え続けていたそうです。
現在の福済寺は戦後に新たに建てられた寺院で、シンボルともいえる『万国霊廟長崎観音』は
原爆の犠牲者を弔うため、世界平和を祈るために1979年に建立されました。
ちなみになぜ振り子があるかというと、
《「地球が動いている」ことの歴史的な実証の再現と、あわせて、この永遠に動き続ける地球とともに、私たち人類も「永遠に平和であること」への願いをこめて設置されたもの》
という意味があるそうです。(福済寺の冊子より)
続いては、興福寺、崇福寺、福済寺とともに「長崎四福寺」と言われる「聖福寺(しょうふくじ)」。
こちらもホテルから徒歩3分ほどのところにある黄檗宗の寺院です。
大雄宝殿(だいゆうほうでん)、天王殿、鐘楼(しょうろう)、山門と国指定重要文化財に指定されています。
右の写真が大雄宝殿(だいゆうほうでん)、左が天王殿。
山門(左)と長崎最大の梵鐘『鉄心の大鐘』(右)
他にも、大雄宝殿の横にある聖福寺の末寺がなくなる際に、廃材の瓦を積み重ねてできた「鬼塀」は
一見の価値アリです。
ちなみにこのお寺は、さだまさしさんの映画「解夏」のロケ地で、印象的なシーンで使われていました。
他にも、ご紹介したいスポットはたくさんありますが、今回はここまで。
ホテルにはスタッフ作成の「筑後町マップ」をご用意しておりますので、
長崎にお越しの際は、マイナーながらも見どころある筑後町散策を楽しんでみてはいかがでしょうか?
ご宿泊のお問い合わせは095-822-2251まで。
皆様のご予約をお待ちしております。
詳細データ
福済寺
長崎市筑後町2-56 095-823-2663
開館時間:年中無休 7:00~17:00
拝観料:200円
※施錠されているときはお寺の方にお声掛けすると見学できます。(不在の時も有り)
聖福寺
長崎市玉園町3-77 095-823-0282
拝観自由