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【令和2年度スタート】 (2020年04月01日)

ホテル リガーレ 春日野 支配人の生嶋でございます。

日頃は、当ホテルをご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。

当ホテルは、昭和46年10月に創立いたしまして、今年は、49周年目を迎えさせていただきます。これも偏に、皆様方のお陰と心より深く感謝申し上げます。

 

【佐保川桜まつり(川路桜)】

さて、只今、当ホテルから徒歩で5分程に位置します佐保川では、「佐保川川路桜まつり」が開催されております。(4月5日までの開催)

<川路桜>

因みに、「川路」と申しますのは、江戸時代末期、奈良奉行所の名奉行「川路聖謨(かわじとしあきら)」が、東大寺周辺の景観整備を行う一環で桜等を植樹させ、現在では、樹齢170年程度の立派なソメイヨシノが数本残り、地元の方々により、管理が行われており「川路桜」の名で、奈良の桜の名所のひとつとなっております。

なお、この「川路桜」をはじめとした桜並木は、全行程が約5キロと、大変見ごたえがございます。

そして、桜が散った後、水面が全く見えないほどの水面桜は、「桜の絨毯」をイメージさせるような趣深いものがございます。当ホテルでは、レンタサイクルもご用意しておりますので、是非、足をお運びくださいませ。

 

【春日大社と奈良の鹿】

<春日大社南門>

また、奈良と言えば、「大仏様」と「鹿」というイメージがお有りかと思いますが、今回は、「春日大社と奈良の鹿」について、お話をさせていただきたいと思います。

春日大社の社伝によりますと、今から約1,300年前、奈良に平城京がございましたことは、既にご承知かと存じますが、この平城京を護るために、春日大社が祀られ(創祀され)ました。

その時に、茨城県の鹿島神宮から、武甕槌命(タケミカヅチノミコト)という神様を、春日大社へお迎えされました。武甕槌命(タケミカヅチノミコト)は、白鹿にまたがって、茨城県から、奈良の御蓋山(三笠山)に来られたという伝説がございます。

その時から、鹿を神の鹿「神(しん)鹿(ろく)」として、大切にされたことが、「奈良の鹿」の始まりと伝えられているということでございます。

 

以上、奈良観光について、少し触れさせていただきましたが、現在、新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るっておりますが、一日も早く終息し、令和2年度が皆様方にとりまして、平和な年でありますように、心からお祈りいたしまして、年度当初のご挨拶とさせていただきます。

今後とも引き続き、ホテルリガーレ春日野をご愛顧賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

 

スケッチ画協力【ぶらりすけっち奈良点描】 竹居 和彦 先生 作