こんにちは、キッチンスタッフの西尾です。
私は、神仏に興味があり、今回、御所市にございます「高天彦神社」に行ってきました。
山麗線(県道30号線)で御所市内を走って行くと、高天の看板があります。
道沿いに行くと(神様と仏様も人も…)と書かれた看板があり、そこから少し登ると駐車場があります。
なぜこの神社に行ったかというと、神がおわした高天原が地上にあったと考えられる地だったからです。その神社の御祭神がなんとタカミムスビの神と分かり、鳥肌が立ちました。拝礼を済ませ、摂社に向かうと、イチキシマヒメ神社、スガワラ神社があり、もとはタカミムスビの神、イチキシマヒメの神、スガワラの神の三神が祭神でした。
ちなみに、イチキシマヒメの神は宗像三神の一神で広島の厳島神社の御祭神だそうです。
御祭神は白雲岳で金剛山東麗にあり、古代豪族、葛城氏の最高神で、なぜ私が驚き、鳥肌が立ったかというと、ここからタカミムスビ神の話をします。
皆さん、八百万神はご存知ですか? 日本には数多くの神様がいて、個性や機能を持っています。そしてその神様の中でも高天原に一番最初に現れた神様がアメノミナカヌシの神様は宇宙の中心で宇宙の根源神と言われています。そして、次に現れたのが高天彦神社の祭神であるタカミムスビの神です。
分かりやすく言うと、神様の系譜はトップグループに別天津神(五神)、その中でもトップ3が造化三神、その二番目がタカミムスビの神で次に神世七代(七神)と続きます。
ちなみにイザナギ、イザナミは神世七世の一番最後の神で、その子がアマテラス大神であります。簡単に言えば、こういう順番なので、タカミムスビの神は二番目だと言う驚き、そしてもう一つこのタカミムスビの神の子、ヨロヅハタトヨアキツヒメ命とアマテラス大神の子アメノオシホミミ命が結婚し、その子が皇室の祖先となる、天孫ニニギ尊である。
なるほど、だから皇室の方々は伊勢神宮に参拝し、皇室の祭祀に非常に重要な役割を持つ、タカミムスビの神を祀っている。以上のような神様が奈良におられて、金鋼山の麓に鎮座しているとは……、まだまだ話をしたいのですが、これにて失礼します。
ホテルからは少し遠い距離になりますが、是非、足を運んでみてください。
ありがとうございました。
「高天彦神社」について
所在地 奈良県御所市北窪158
電話番号 0745-66-0609(高鴨神社社務所)
主祭神 高皇産霊神・市杵嶋姫命・菅原道真公
創建年 不詳
社格 式内名神大社・村社
公式HP なし
「アクセス」
最寄り駅 近鉄御所駅→鳥井戸バス停徒歩50分
駐車場 あり(無料)