東日本大震災6年目の石巻を訪ねて (2017年02月19日)

東日本大震災から早いもので6年目となります。

被災された方々に、改めてお見舞い申し上げます。

仮設住宅、仮設商店街が次々と姿を消し、時間の経過とともに東日本大震災が人々の記憶

から少しずつ遠のいているように思えます。

 

今年の1月上旬に、震災の津波で児童74名、教職員10名が死亡、行方不明になった

石巻の大川小学校(石巻釜谷)を訪ねて来ました。

雪のちらつく寒い日でしたが、私の他にも数名が訪ねておられました。

以前は周囲に集落もありましたが、今ではその面影は全くなく、ほとんどが更地となり

その中に鉄筋コンクリートの小学校だけが寂しく残っている状態でした。

亡くなられた方々のご冥福を祈り慰霊碑の前で手を合わせていると、

今でも元気な子供たちの声が聞こえてくるようです。

まさかこの学校まで大津波がくるなんて・・・・・今でも信じられない気持ちで

大川小学校を後にしました。

 

大川小学校より車で15分くらいの場所にある、石巻市北上町に釣石(つりいし)神社にも

足を延ばしました。「落ちそうで落ちない」大きな岩があり、近年パワースポット

として全国的にも有名になりました。

昭和53年6月の宮城県沖地震、そして6年前の東日本大震災と、度重なる

震災にもびくともしませんでした。

そのことから「落ちそうで落ちない」神社として、受験生も多く訪れます。

東日本大震災で、この辺り一帯も大津波に襲われ、社務所や鳥居などが流されて

しまいましたが、この岩だけは無事でした。

この場所は当ホテルから車で2時間ほどですが、昨年12月にご宿泊されたお客様が

電車で石巻まで行き、そこからレンタカーで2か所を回られたとのことです。

 

当ホテルでも震災後、たくさんの方々にご支援、ご協力をいただきました。

皆様からいただいた暖かいお気持ちを忘れず、これからも頑張ってまいります。

スタッフ一同、皆様のお越しを、心よりお待ち申し上げております。

 

 

ブログ担当 三浦