師走も半ばに入り、寒さも一段と厳しくなって参りました。
もう少し寝るとお正月です(笑)今回は仙台のお正月をご案内いたします。
お正月と言えば初詣ですが、元朝参り(がんちょうまいり)と呼ぶ方も
いらっしゃいます。
その違いを調べてみたところ、意味は同じですが31日の大みそかに家を
出て、初詣を行いながら夜を明かし、初日の出を拝む。この一連の行事を
総じて「元朝参り」と呼ぶようになったとか。元朝参りという言葉は主に
北関東から東北地方の方が使われている言葉です。
さて当ホテルから徒歩15分ほどで行ける国指定重要文化財「仙台東照宮」も
県内有数の初詣スポットです。
仙台東照宮は仙台蕃二代藩主、つまり伊達政宗の子である伊達忠宗が三代将軍
徳川家光に造営を願い出て、承応3年(1654年)に完成しました。
一時は全国に500社を超える東照宮が存在したと言われていましたが、明治維新後は
廃社や合祀が相次ぎ、現在は130社ほどしか存在していないそうです。
また毎年1月14日には、無病息災や家内安全を願って、正月飾りやお札を炊き上げる
正月送りの行事「どんと祭」は一年最大の行事です。
仙台東照宮を参拝されてみてはいかがでしょうか?
次にご紹介するのは全国的に有名な「仙台の初売り」です。
仙台の初売り(初買い)は毎年1月2、3日に開催され、伊達家が仙台に
移る以前の米沢時代からの商習俗であり、非常に長い歴史と伝統をもつ行事です。
仙台の初売りの目玉はお店の趣向を凝らした価格以上の商品が詰まっている
福袋ですが、ある老舗のお茶屋さんが売り出す「茶箱」にはものすごい行列が出来ます。
中には大晦日から並ぶ人もおり、毎年メディアにも大きく取り上げられています。
この茶箱ですが、お茶屋さんで5,000円以上の買い物をした人に景品として
先着順に毎年100個配られるそうです。
茶箱の大きさは並んだ順番で異なり、先頭3名は大箱、あと中箱、小箱とあって、
その年によって違いがあるようですが、中箱7個、小箱90個とあるそうです。
みなさまも仙台での運試しはいかがでしょうか?
今年もホテル白萩をご利用いただきまして、誠にありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
良いお年をお迎えくださいませ。
ブログ担当 三浦