3.11 (2016年03月07日)

東日本大震災から早5年が経とうとしております。私は1978年の宮城県沖地震を経験しておりましたが、5年前の東日本大震災はそれを上回る巨大なものでした。

 

震災当日、当ホテルの通常勤務についていた私は、遅い昼食を取ろうと地下1Fにある従業員食堂におりました。忘れもしませんメニューはハンバーグ(人気の昼食です)でした。箸を取り、ハンバーグを食べようとしたその瞬間小さな揺れがきました。一緒に食事を取っていた調理場担当職員がガスを止めに厨房へ走り、まもなく大きな揺れが襲い掛かり、私の大きな体は上下、左右に揺さぶられました。急いで1Fフロントへ向かうと、正面玄関にはお客様を避難誘導している同僚の姿がありました。

 

当日、卒業式典や送別会などの多くのパーティがあり、大勢のお客様にご利用頂いておりました。無事にお客様の避難誘導を終えた後も、容赦なく余震が襲い掛かってきたのをはっきりと記憶しております。

 

5年が経過し、大震災の記憶が薄れてきている報道もありますが、県内では、住宅再建など、まだまだ復興が道半ばの状況です。一日も早い復興が待ち望まれるところです。3月11日に震災発生時刻の2時46分には当ホテルの従業員一同、そしてご来館のお客様と共に震災で犠牲になられた方々を慰霊する黙祷を捧げることとしております。